年月日ネンガッピ 写真シャシン 写真シャシン 写真シャシン
6月5日
沖縄に向けて
計画ケイカク
   
5月8日に蒲郡に帰ってから約1ヶ月、各種行事がありあわただしい1ヶ月でした。今回九州までの結果で次の行程、沖縄への自信もついて計画をまとめました。石原さんが地元役員関係で沖縄への往路参加ができなくなり田中さんと二人で進めます。まずは屋久島、そして奄美大島、徳之島、与論島などを経由、どこかで梅雨前線を越えて梅雨明け後の沖縄、宜野湾マリーナを目指します。沖縄浦添市と蒲郡市とは友好都市提携を結んでおり、今回のクルージングを機会に蒲郡市長の親書を預かり浦添市長表敬訪問を企画しています。予定通り到着し成功させたいと思っています。23日の座間味レース参加後は逆コースで北上、奄美群島、トカラ群島、できるだけ沢山の島に寄り道し梅雨明け後?の鹿児島湾に入る予定。座間味レースは現在8人参加希望、まだ2人の余裕あり、鹿児島はこれからまとめますが、3レースあり、一部だけでも参加可能です。また、8月の盆前に対馬クルージングの同乗者を募集します。レース、クルージング乗船希望者は連絡ください。
6月6日
佐世保へ
1ヶ月振り
桟橋ヨットに横抱き
夕日を見ながら
昨晩は沖縄行きを肴にミカグループの大竹、竹内と三谷の海都で飲み会、40年来のヨット仲間、二人とも沖縄行きには同行したいが仕事の都合などあり・・・・、あと2年後には仕事の切をつけ行く計画に盛り上がった。6日、8時過ぎに家を出発、9時半ののぞみで博多経由佐世保には15時過ぎに到着、バスで下船越へ1ヶ月振りのヨットである。堤ハーバーマスターに今後の予定を説明、ヨットを移動し桟橋ヨットに横抱き、出港に備え潜水、船底掃除、意外にもプロペラに細い貝が付着、拭いても取れない、気にはなるが上架するほどでもなく諦めた。温水シャワーを浴び、夕日を見ながら静かなハーバーでビール、またクルージングが始まるのだ。
6月7日
出港前日
九十九島の展望
脚立、浮くロープを追加
冷たいビールで乾杯!
明日の出港に備え準備作業まずは食料などの購入、車を借用してゆっくりできる予定が借用先の都合で午前中に変更、一人で佐世保、西海パールーシーの近くのホームセンター、スーパーに出かけ買い物、昼過ぎには帰ることができた。途中、船越展望所があり九十九島の展望を楽しめた。午後は堤ハーバーマスター、メンテナンスの山口さん、31Sオーナーの犬伏さん、佐世保基地のケビン・デューガン氏などと雑談、昼下がりののどかなヨットハーバー・・・・犬伏さんはハウステンボスカップには参加予定、再会が楽しみだ。購入品の整理整頓、水、燃料も追加・・・・新規備品では宮阪さんのアドバイスで高い岸壁対策に脚立、台風時の増しロープに浮くロープを追加(写真)、17時前には田中さんが到着、メインセールをセット後、シャワーを浴びてさっぱり、冷たいビールで乾杯!中国土産の老酒も開け気持ちよくなる、いよいよ明日から沖縄に向かうのだ。
6月8日
野母崎へ
西海大島の水道、大橋通過
母子島通過
自衛艦が長崎に向かっている
6時起床早速朝食の準備と言ってもインスタント味噌汁を作りきゅうりを塩もみ、おにぎりをほおばる。6時50分もやいを解き出航。スピードメーターが作動しない、点検したくてもフォクスルは荷物で一杯、このまま行こう。九十九島の狭い島々の間を抜け浮瀬の手前オジカ瀬で南下、西海大島の水道を目指す。8時、佐世保港入口沖、8時半、大島造船の沖、新造の大型船が2隻停泊、大橋通過(写真)すると次の目標は松島水道。9時45分松島水道、ここは橋が無い、赤、緑の灯標を縫って狭い水道を通過。外洋に出たわけだが地名が良くわからない天草灘の一角になるようだ。母子島通過。(写真)11時半には昼食、12時、長崎港入口沖、医王島の西まで来た、自衛艦が長崎に向かっている。(写真)海の色が藍色きれいな色だ、漁船が沢山いるがケンケンには反応が無い。14時前には野母に到着予定。
軍艦島
異様な島
島の形が無く建物で全てが覆われ
廃墟の島、軍艦島
13時、正面に異様な島が、島なのに島の形が無く建物で全てが覆われている。あの廃墟の島、軍艦島らしい、チャートには端島とある。近づくとやはり廃墟、異様な島であった。(写真)そんな島にも釣り客は居る、瀬渡しがあるのだろう。後で分かったが最近は観光スポットにもなっているようだ。
野母崎漁港
突き当たり岸壁の桟橋に係留
1匹絞めてもらう
イサキの良形
13時40分野母崎入港、入口左に温泉センターがあり新しい港、入港してみると軍艦島観光船の桟橋があり仮付け、観光船に夕方から一晩どうかと聞くが長崎市の管理で分からんが大丈夫だろうとのこと。自転車で来るより楽だし、朝の出航にも都合がよい。港奥に移動、きらきら丸推薦の突き当たり岸壁の桟橋に係留(写真)し網の繕いをしている漁師に確認すると、ヨットが来ると係留しているよ、いいのだろうと言い、2,3日係留するのも居るようだ。なんとおおらかなこと。桟橋には綱取禁止の表示がある。町を散策、郵便局、銀行、マーケット、トイレも近くにあり便利、町営の温泉が歩くには少し遠いがヨットでも行ける。漁協に漁船が魚を揚げている、イサキの良形(写真)、1匹絞めてもらうと800円、今晩の肴は決まった。
陽の岬温泉
夕陽ユウヒトオくに島が望め(右端)
係留ヨットが目の前に
良いところに係留できた
係留した桟橋、今日の風には合わない、ギシギシと音がし居心地悪い、市の確認は取れないがやはり温泉の前の船だまりに移動しよう。観光船の最終便が終わり片付ける船長に市の確認は取れなかったが係留することを伝えた。ロケーション良し、風の影響なし、引き波なし、良いところに係留できた。魚の下ごしらえ、夕食準備後、野母崎海の健康村、陽の岬温泉へ、温泉からは天草灘に沈む夕日、軍艦島が望め(右端)、休憩所からは係留ヨットが目の前に。ヨットに戻りコクピットで夕餉、気持ち良い風に当たり、美味しい肴と楽しい談笑、クルージングの楽しみを満喫。
6月9日
甑島へ
真っ青な海と空、ケンケンを引く
日差しが強く日陰が欲しい
商工会の前岸壁に横付け
5時半起床、ヨットを漁協前に移動、朝食準備、手で洗濯、トイレット利用、給水散歩途中の地元の人が話し掛けてきて、どこから?愛知から瀬戸内を越えて平戸回りできたこと、これから南下し沖縄を目指す話などをすると、この港は避難するに良いところ、昔は漁船が多く着ける所も無かったが今はこのとおり、温泉もあるし・・・これからの予定は甑島、その先は枕崎、屋久島か・・・推測が合っている。安航の挨拶をされて去って行かれた。7時出港、風も無く上天気、天幕が乾くまでセールアップを控え、野母崎をかわす。コースは170度一本、途中何もなしひたすら天草灘を南下する予定、距離も50マイル、15時から16時に到着予定。スピードメーターのチェック、プロペラと一緒、細い貝が付着、これでは・・・・センサーを抜くのを忘れた結果だ。きれいに掃除したが感度が悪いみたい対水5.5ノット、対地6ノット弱。家に電話すると昨晩は雷と雨、今にも降りそうな曇り空と言う、こちらは水平線の視界こそ悪いが上天気、良い心がけか。天草諸島が左にかすかに見える感じだがはっきりしない。何も見えない天草灘、東シナ海をひたすら機帆走、ケンケンに反応が無いのが残念(写真は真っ青な海と空、ケンケンを引く)10時半、天草下島崎津湾沖、天草の山並みがはっきり見える。12時、天草下島南端牛深の西、残り20マイル。甑列島が正面に見えてきた。日差しが強く日陰が欲しい、天幕を張ってしのぐ。(写真)西よりの横風を受け快調、14時40分射手崎通過、15時、里村沖に到着。里村漁協に係留の確認、商工会の前岸壁に横付け。(写真)商工会で里村の資料をいただき勉強しました。
甑島観光
長目の浜(眺めの浜)の眺望
説明セツメイイタ
浦安から来ているブルーベカ
資料によるとここ里村の中心地はトンボロ(陸繋砂洲、海底の砂れきが水面上に現れ島と島を繋ぐ地形)であること、玉石垣の美しい街並み、長目の浜(眺めの浜)の眺望、三池の一つ貝池は世界に3箇所でしか見つかっていないクロマチウム生息の池等が特長の観光地等々。中村は長目の浜の眺望を見たく自転車でかなりのきつい坂を往復1時間頑張りました。(写真)しっかり汗をかいてから里町交流センター・ホテル甑島館へ、天然温泉にしたった後桟橋に係留しているヨットを訪問、浦安から来ているブルーベカ(写真)、横山28ハードドジャーを備え一人で九州、本州を回っている、これから北上し日本海に向かう予定です。予備に船外機も装着している、聞けばこの航海で流れ藻のため4回も潜水したとのこと、我々ももっと注意が必要か・・・ヨットに戻り夕食、アジの干物と野菜炒め、天気に恵まれたクルージングに感謝し美味しくいただきました。
6月10日
枕崎へ
武家屋敷、丸石の玉垣
朝食、卵おじやに奴豆腐
帆走で5ノット以上
5時起床、武家屋敷、丸石の玉垣まで散歩(写真)、浦安のブルーベカが出港していく。今日は牛深にいく予定と言っていた、向かい風で厳しそうだ。6時朝食、卵おじやに奴豆腐、トマトもある(写真)。6時半には出港、5m以上の海底が手にとるように見える、小魚に青いきれいなものもいる。12ノットの北北東、コースは170、帆走で5ノット以上をキープ(写真)、正面にはとんがり山、野間岬、野間岳が見える。今日は視界が良好、後方には野母崎らしきものも見えている。風力アップ、快調、平均7ノットキープ、波乗りすると9ノット・・・さらにアップ風速20ノット超もスピー-ド最速10超過、さらに11,5ノットを記録・・・・
開聞岳
野間岬通過
坊の岬通過
正面に開聞岳が(霞んでいる)
11時20分野間岬通過(写真)、秋目湾沖、深度100mの近くに千貫瀬、2.5mエ!!見た目には何も見えない標識何もなし、こんなことは困ります。12時10分坊の岬通過(写真)、ようやく風が落ちた。ここを回り込むと正面に開聞岳が(霞んでいて写真にならない)
枕崎港
立神岩、右端釣り人、高さ41m
枕崎入港、岸壁ガンペキ係留ケイリュウ
そして立神岩(写真、右端に釣り人、高さ41m)を過ぎると枕崎に入る。13時30分枕崎入港、大きな港、どこに着けたら良いか分からない、奥に進むと大きなポンツーンが、さらに奥へ、漁船で作業をしている人を見つけ聞いてみると目の前の岸壁でよいとの返事、ありがたい。早速係留し町の情報を聞く、買い物、風呂、油、水、・・・話をしてみると福岡で建設業を定年前に退職し予てから別荘がこちらにあり移住、漁協に加入し漁船を手に入れ漁師をしているとのこと、漁の話、ヨットの話色々雑談させてもらった。
6月11日
屋久島を変更、
口永島良部島へ
港を出ると開聞岳がくっきり
硫黄島黒島崎通過、かつお船
フェリー桟橋にカリ係留ケイリュウ
6時朝食、6時40分もやいを解き出港、東西1.5Kmの大きな港、外防波堤の高いこと、釣り人が小さく見える台風対策だろうが規模の大きさにビックリ。港を出ると開聞岳がくっきり、逆光でうまく撮れない。(写真)コースは190、大隈海峡を横断、真正面に硫黄島が見えている、この東をかすめ口永良部島(屋久島の東)湯向を目指す、温泉が港の近くにある予定、宮阪さんの情報では大鰻が見られるはず。楽しみ、ただ、東には弱い港である。11時、硫黄島黒島崎通過、かつお船がさおを出し盛んに釣っている(写真)のを見てケンケンを流すが我々にはこない、硫黄島の南なら釣れると昨日の漁師の話、期待しよう。黒島崎をかわすと口永良部島、屋久島が見えてきた.屋久島には雲がかかりはっきりしない。風は相変わらず東14ノット、快調に滑っている。目標を口永良部島本村港に変更し野崎に向けている。14時50分野崎通過、逆潮マイナス1ノットが続いている。15時半ようやく本村、雰囲気悪し係留場所が無い、左奥の漁船だまりで漁師に聞くも良い返事が無く対岸に行くべしの助言、赤灯を回り奥に行けば泊地としては問題ないが人家から離れ寂しい場所、電話も圏外???情報が取れない。フェリー桟橋(写真)に再移動しドコモは通じたものの不安が募るばかり、公衆電話で実家に電話、天気予報を確認、明日は午後から下り坂、風は5m程度のようだ。夕食を準備しコクピットで汗を流し少し落ち着いた。頼りはラジオ情報のみ・・・・・この先の島々がどんな風か気になるが少ない情報源の中、無理せず安全航海するには・・・明日の天気予報から4時起床、5時出港予定の早朝出発、早く寝よう。
6月12日
中之島の予定が
口之島に
朝焼けの中を滑る
口の島セリイ岬が目の前
クチシマ、民宿の前に係留
3時半起床、4時朝食、フェリー桟橋に移動しトイレット5時出港、東の風10ノット、コース210、朝焼けの中を滑る(写真)、屋久島すっきりしない。風が上がる14ノット程度、波が悪くスピードはマイナス0.5、左に10度振れている。昨日硫黄島を越えてから黒潮の影響と思われる。7時過ぎ波の悪いのは収まりコースずれも少なくなったがスピードはマイナス0.5は変わらない。8時過ぎ風はさらに上がり16ノット程度9時過ぎさらに上がり18ノット、20ノット超過がチョコチョコ、考えてしまう。口の島セリイ岬が目の前(写真)、続行するかどうしようか・・・、とにかく漁港に入れて非難港として大丈夫か見てみよう、岬を回りこむとブランケットがあるものの吹き下しがすごい。港の前で携帯をチェック、ソフトバンクはダメ、ドコモOK。10時、港内に入り係留場所を捜す。民宿の前あたりが良さそう、係留(写真)して民宿で確認、トカラ列島では一番の避難港と言い、中ノ島より良いそうだ。天気予想を調査すると明日の天気は悪く荒れそう、フェリーも欠航予定、ここで滞留になりそうだ。昼は冷たいビールとスパゲッティ、少し落ち着いた。口ノ島の勉強、十島村の玄関口、トカラ列島最北端、野生牛遊ぶ火山島、西の浜漁港は4種漁港、集落は山を越えた西側に、週2便のフェリーが鹿児島、トカラ列島、名瀬を往復している。山を越えて集落に行ってみたが小さな集落、でもなぜかコインランドリーが在った。途中ハイビスカスの花が満開、やぎがいたり、牛の放牧もしていた。吹き降ろし風の風向が一定せず岸壁係留が難しい、アンカー入れてあるが思うように行かない。色々工夫し何とかなったがこれからも係留には苦労しそう、荒天はイヤだ、台風にあったらどうなるのだろう・・・・17時、民宿に出向き風呂と夕食、外の天気がウソのように静か、テレビでニュースや天気予報を、明日はもちろん明後日も悪そう・・・・天気任せで行くしかない。ゆっくり寝よう。
6月13日
口之島滞留、
セランマ温泉
岸壁ガンペキ横付ヨコヅけしヨットヨコにアンカーラインを
   
5時半起床,雨は一時的に上がり風も収まっている。散歩にフェリー乗り場へ,海の様子も荒れていない,雨だけが心配な天気8時前,自宅から電話,天気予報の確認,昨日の予報より良いが明日も変わりそうも無い。当面様子見、滞留しよう漁師と話したり,潜水士と話したり、天候のこと港のこと色々情報を聞ける。夕方、セランマ温泉に誘われ潜水士と出かける、車で行くが遠い遠い、ようやくたどり着いた秘湯、宣伝と違い中ノ島は見えないが熱い湯それなりに満足し帰れた。夕食は民宿はまゆう、潜水士といろいろな話ができた。気は晴れない。明日の天気を再確認、夕食、昨日はかつおの刺身が出たが、今日はタコとイカ刺し
6月14日
連続滞留、
網戸作成
バウハッチに網戸アミド
   
5時起床、天気は曇り、風は南西、今日も滞留しよう風も上がり、アンカーが気になるが何とか保っている。時折強い雨と風、滞留時の仕事、この先、蚊に悩まされるだろうから網戸を作ろう。材料は仕入れてあるのでバウハッチとドグハウス出入口、サイズを測り網を切る。網の四隅にロープを縫込み木枠を一部取り付けて一応完成した。出入り口の木枠が上手くいかない、再調整が必要だ、材料を手に入れて改修の予定。電気蚊取りを利用しているがまだ蚊は少なく助かっている、気温は高くなっており夜は汗をかき寝苦しい。今日も夕食は民宿はまゆう荘の世話になる。雨の日はボイラーの調子が悪く天下不良、今日は水シャワーになってしまった。潜水作業中止で雨の中を潜水士は裏の海岸に温泉を堀当てに行ったそうで、場所が探せず空振りで帰ってきた。明日も作業中止したら誘ってもらうようにお願いした。夕食、今日もタコとイカ刺し
6月15日
沖縄回航
中止を決める
入口イリグチ網戸アミド    
現在トカラ列島口之島で缶詰状態。南西の風が7〜8M、目的地は向かい風、雨模様が続いています。残念ですが、沖縄座間味レースの参加を断念します。ヨットの沖縄への回航も中止します。ホーネットメンバーにメール発信しMCC航海記にも掲載した。朝から雨交じりの強い風、今日もダメだ、諦めがついた。無理せずに楽しいクルージングにしよう。もう少し収まれば屋久島に向かうには問題なし明日の回復を期待するが、強い風は一向におさまらない。網戸完成した。午後からは潜水作業に出かけたようだ。海岸の露天風呂残念。今日は風呂が沸いた、うれしそうに大将が知らせてくれる、早めに入浴、夕食は刺身が無くカレーライス。明日の天気次第で屋久島に戻ることを話し、潜水士さんとどこかでまた会える日を楽しみに別れを告げた。
6月16日
屋久島へ
手前テマエクチシマ、薄い島が中ノ島
永田岬通過
ソーダかつおの40cm
4時半起床、風は収まっているようだ、出航の準備に掛かる。朝食はカップラーメン、堤防に出て波の感じを見てみる、うねりは残っているが白波は無い、10ノット以下であろう。帰りに漁船に挨拶、沖縄諦めて屋久島に向けると伝えると、3日も滞留するとイヤになってしまうよ、これから奄美、徳の島、沖永良部、与論、沖縄は遠いからな、そうか戻るか・・・・・慰めてもらってしまう。もやいを解きアンカーを揚げセールアップ、はまゆう荘のおばあさんが手を振ってくれる、フェリーを迎えに行った大将も車で戻った、お世話になったお礼を述べ別れを告げる。さあ、出港、風はやはり10ノット以下の西風、曇り空、うねりに乗りながら岬をかわし屋久島を目指す、(写真、薄い島が中ノ島)コースは50、対地スピードはプラス1、7ノット以上をキープ、うまくいけば昼過ぎには宮之浦に着ける。10時、トカラ海峡を抜け屋久島海峡に入った。正面永田岬に向けている。11時、永田岬通過(写真)、次は一湊港、矢筈崎を目指す。12時、待望のケンケンヒット、ソーダかつおの40cm超、ようやく釣れました。(写真)
屋久島
宮之浦
一湊港沖、矢筈崎を通過
堤防のハシ、ここが入口か!!
岸壁付近は1.8.ぎりぎり
12時10分、一湊港沖、矢筈崎を通過(写真)、正面に細長い種子島が見え、宮の浦沖堤が見える。13時20分、宮之浦入港、フェリーの奥のはず進めるが良くわからない、漁船が西の岸に向かっている??エ!西の堤防の岸辺から消えていく、ここが入口か!!(写真)ゆっくり進めるが私が怖いくらい狭く浅い、漁船の後に続くと確かに狭いが入口があった、深度、2mいいのかしら?ここしか入口が無い、今日の最干時間だ我慢し進む、次の堤防を越えたときだ、ズズットきた、1.8だ、すっと超えたがまた1.8緊張しっぱなし3度ほどショックがあり、中に入ると漁船からここはダメ外外の合図、Uターンし中堤の外に出てみたが2.0大きくは変わらないがこちらへの指示に従いアンカーを入れ槍付け、岸壁付近は1.8困った、でも宮之浦では外堤に行かない限りここしかない。潮汐チェック大潮の最干、マイナス10cm明日以降はプラス、良しとするか。(写真岸壁横付け後)
みゆき丸  
冷たいビールと生きの良い刺身
買い物に便利、深さが気になる
先ほどの漁師さんがバイクでこちらに回ってくれて舫いを取ってくれる。いろいろ聞けばホーネットが今年28番目のヨット、ここのところ毎日ヨットが入れ替わり出入りしている、みゆき丸笠井さんには沢山の方が世話になっていることでしょう。色々情報を聞き銭湯はシーサイドは1500円、田代別館は500円、当然安いほうにすべし、少し遠いが歩いて20分強、川沿いの素敵な旅館でした。買い物にも便利だし深さが気になるが良いところです。風呂から帰り冷たいビールと生きの良い刺身、良い風に当たりながらコクピットで談笑、楽しい夕餉です。
沖縄座間味レース、参加中止関連
座間味レース参加中止を決め、屋久島宮之浦に係留してから関係する皆さんに連絡を開始。まずはホーネットの参加予定メンバーにメールと電話、航海日記には既に家族から掲載を依頼したので一般には周知済みだが、個別に世話になったりこれから世話になる予定だった皆さんにお詫びとこれからの応援を頼まねばと電話する。沖縄の金城さん、佐世保の堤さん、蒲郡の宮阪さんそれと宿泊や係留予定の皆さんにもキャンセルをお願いする電話をした。沖縄から同行予定の石原氏には屋久島での合流に変更の調整をした結果、19日火曜日に宮之浦到着予定になり、それまで滞留することになった。
6月17日
屋久島、
宮之浦
風呂フロをいただいた民宿ミンシュク
大型のムロアジ3匹をいただく
1匹を刺身に2匹は煮付け
17日、6時起床、フェリー乗り場など港周辺を朝の散歩、曇り、降水確率は低いがいつ降ってもおかしくない空模様朝食後、水の補給やらごそごそで時間をもてあそぶ、田中さんはコインランドリーへ私は港内にある屋久島環境文化村センターへ、大型映像ホールと展示ホ−ル約1時間で屋久島の勉強、大映像は迫力満点見ごたえがあるものであった。観光資料もとに屋久島の一日観光コースを検討、石原さんと合流後の20日にレンタカーで周遊の予定だ。15時過ぎ田中さんが笠井さんに魚をいただいてくる、大型のムロアジ3匹、今夜の肴ができた。早速お礼に何かをと船内を物色、お菓子とワンカップを持参したがもういない。私はその後自転車で歴史民族史料館に、屋久島の海、山、畑の仕事の変遷を勉強、帰りに港近くの民宿(写真)に風呂のサービスを問い合わせた。結果はシーサイドを紹介され断られたものの、人員を聞かれ2人程度なら、まだ客も帰っていないから・・・料金も無料で・・・早速田中さんを誘い一番風呂をいただいてしまう・・・女将さんは次回はぜひ宿泊でと受け取ってもらえない、私としては明日も来たいのだが・・・・気持ち良い風に当たって帰る途中に笠井さんが港巡回・・・先ほどは魚をありがとう、渡せなかったお礼を渡しながら談笑、屋久島の観光スポットを色々と聞ける、今なら永田浜で海亀の産卵が見られる・・・ぜひ見学を検討したい。ムロアジは1匹を刺身に2匹は煮付けて明日に持ち越し。コクピットで少ない風に当たりながらの楽しい夕餉。幸せだなー
6月18日
屋久島観光
くぐり杉に到着
白谷小屋を越えて七本杉
もののけ姫の森に入った
5時半起床、空は明るいが雲が次第に広がっている感じ、何となく下り坂7時頃から雨が、ついには本格的に・・・今日の予定はどうしよう悩んでも仕方なく9時過ぎに観光案内所を訪ね情報集め、この雨もそのうちに上がりよくなる予想、天気予報どおりだが納得。白谷雲水峡のもののけ姫の森に一人で行こう、3時間コース、バスが10時に出発する、ヨットに戻り服装、持ち物の準備をしバス停へ5分前に到着できた。細い山道をくねくねと30分、入口に着く頃には雨も止みありがたい。案内所で注意事項を聞き雲水峡に入る。飛流おとしを越えさつき吊橋へ、楠川歩道を1時間、くぐり杉に到着(写真)、続いて白谷小屋を越えて七本杉(写真)、しばらくして目標のもののけ姫の森(写真)に入った。
もののけ姫の森
緑に覆われた幽玄の世界
雲水峡は苔が多いが特にこの区域、緑に覆われた幽玄の世界、なんともいえない雰囲気を味わった後、白谷小屋に戻った。
弥生杉
ヤク鹿
弥生杉、
傷んでいるように見えた。
軽い昼食を取りながらの休憩、ヤク鹿(写真)が2匹寄ってきた、やけに人慣れしている。12時50分、時間も少ないので下山開始、同じ道を下りさつき吊橋に、急坂を上り弥生杉コースに入る、急な道もすぐに平坦に、目的の弥生杉、対策をしているようだが、かなり傷んでいるように見えた。(写真)入口に戻ったのが13時50分、14時10分のバスに乗り戻ることができた。明日は紀元杉の奥、淀川小屋から花之江河湿原まで行ってみたい。レンタカーを予約するなど準備をし夕食となった。
6月19日
屋久島観光
淀川登山口
川上杉
杉の表情を観察し感心した
6時起床、予報では雨の予想だが、天気良し、予定通り山(花之江河湿原)に出かけよう朝食を済ませ山登りの準備、着替え、飲食物・・・・7時半レンタカー店に出向き手続き、この頃から雲行きが怪しくなってきた。8時出発後まもなく降り出した、まずい、傘と長靴を取りにヨットに戻り再出発。9時頃、空港を過ぎる頃から最悪の雨模様、予報どおりなら午前中はダメ、当面先に進もう。途中、安房港の様子を見に立ち寄った、宮之浦に比べ寂しい限り、こちらに来なくて良かった、ヨットが2艇係留されていた。10時半、雨の降りしきる中、淀川登山口に到着、1000mを越える標高かなり涼しく冷たい。この雨では待機せざるを得ない、11時まで車内で待つが状況は変わらず下山を決定。帰り道で川上杉、紀元杉を見学、杉の表情を観察し感心した。
紀元杉
杉の表情を観察し感心した。
紀元杉を見学、杉の表情を観察し感心した。
尾之間温泉、
湯泊温泉ほか
尾之間温泉、温泉らしい温泉
湯泊温泉
大川の滝
後日来るだろうヤクスギランドは通過、安房に下りて尾之間温泉を目指す、久しぶりに温泉らしい温泉、気持ちよし(写真)。定年後富山から移り住んで18年の御仁と談笑、果物を何十種類育てているそうで、とにかく良いところだそうな。13時半過ぎ、毎日このくらいの時間に温泉に来る(地元は100円)そうでこの湯が気に入っており、気候、環境、コミュニケーション申し分なし、こちらに移り住まんかと誘われてしまった。この後は湯泊温泉(写真)、中間ガジュマル、大川の滝(写真)、西部林道、永田いなか浜、一湊漁港などを見学し17時前に戻るとようやく雨脚が弱くなった。ヨットには石原氏が遠路到着し久しぶりの懇談、鹿児島までは快晴、開聞岳を身近に見たが屋久島に近づくにつれ雲が厚く到着時は土砂降りだったそうです。
6月20日
屋久島観光2
大型旅客船フジが停泊
ウイルソン株の記念碑
実物模型を見学
6時起床、天気は曇り、風は4−5m天気予報より良い兆し、チェックするが特に良いわけでもないが傘マークは無い。7時過ぎ、やはり小雨が落ちてきて危ない天気、様子を見たい。8時、今日は観光を止めてぶらぶらすることに決定。9時過ぎ、笠井さんと世間話、組合の事務所に招かれ過去の研修旅行報告書を見せていただく。関アジの研修、土佐清水の研修、漁師も勉強しているよ、これからは市場価格を見据えた漁業をしなければ・・・etc新港に大型旅客船フジが停泊している、自衛艦が沖に停泊、今日は賑やかだ。ウイルソン株の記念碑、実物模型を見学、その大きさにビックリ、洞窟と思ったのが切り株だったとか、すごい大きさだ。
ヤクスギランド
仏陀杉
千年杉
くぐり杉
午前中は小雨が降ったり止んだりが昼食後には晴れ間が・・・12時半、やはり観光に行こうとレンタカーを契約、13時出発。昨日中村一人で周遊しているルートで川上杉、紀元杉を観てからヤクスギランドに到着。天気は雲の上に来た所為か快晴、50分コースの仏陀杉(写真)を観るコースを周遊、千年杉(写真)、荒川歩道、双子杉、くぐり杉(写真)など途中修学旅行生の団体と一緒にまわりました。
千尋の滝、
大川の滝
千尋の滝
大川の滝
大川の滝
この後、千尋の滝(写真)に寄り尾之間温泉に、昨日同様気持ち良い温泉に浸かりご満悦です。その後も湯泊温泉、中間カジュマル、大川の滝(写真)に寄り西部林道を抜け帰りました。天気が違うせいか写真の写りも違うようです。昨日の写真一部差し替える予定です。ヨットに帰ったのが19時半、夕食はレストラン潮騒で美味しい魚料理をいただきご満悦。楽しい一日でした。
6月21日
屋久島、
白谷雲水峡
飛流おとし
苔に覆われた幽玄の世界
二代大杉
6時起床、今日は上天気、予報に比べよい方向昨晩田中さんから家族に心配事ができたことを聞き、心配事を抱えてのクルージングはどこかで切をつけなければ、どうせするなら交通の便の良いここ屋久島が良い。明日種子島に行ってからより思い切って今日決断したらと進言。結果、11時半の高速船ロケットで帰る事にし、中村と石原は予定通り白谷雲水峡の観光をする。朝食後、整理が始まった。8時半、我々は車で出発、雲水峡観光。9時前に雲水峡入口、気持ちの良い天候、張りきってハイキング開始、白谷渓谷に沿いまずは飛流おとし(写真)、さつき吊橋、原生林歩道に入り緑の苔に覆われた幽玄の世界に立ち入る。二代大杉(写真)から三本足杉まで40分ほど
田中さん帰る
三本足杉
弥生杉
田中さんを見送る
三本足杉(写真)まで40分ほど、ここで引き返し帰りは弥生杉(写真)経由で戻ったのが11時前、直接桟橋に戻り、田中さんを見送る。(写真)
やはり
奄美に行こう
扇風機を取り付け
夕食は冷麦
硫黄島に寄ったアウン、船底センテイヨゴ
今後の天気予報等からこれからの行動予定をまとめた。梅雨前線が南に下がってくる、沖縄は梅雨明け宣言、奄美も時間の問題で梅雨明けするだろう、ここは南下すべきと二人の意見は一致。奄美を目標にしよう、その後ゆっくり北上し鹿児島に戻る計画。笠井さんに世話になったお礼と今後の計画を話すと、奄美は良いが問題は台風だ、太平洋高気圧が張るということは台風の卵ができやすい、台風をどう避けるか、ここ宮之浦は大丈夫だがほかは???卵ができたらすぐに屋久に戻ることを考えないと・・・、3日前から台風対策が始まる、港に入れない、ヨットは足が遅い、よく考えなさいと参考意見をいただけた。明日の天気予報はもう下り坂、良いうちに南下したい、今晩出港しよう、買い物やら、水、燃料の補給、準備を始めた。夕方笠井さんからムロアジの差し入れ、ありがたい。暑さ対策に扇風機を取り付け(写真)、夕食は冷麦、昨日入港したアウン、硫黄島に寄ったそうで船底が黄色く汚れていた。
6月21日
再出航22日
中ノ島へ
5時半、日の出、島影は口之島
港に入れば外と違い格段の静かさ
福徳丸に横抱き
19時、夕食後、出港。20時一湊沖、21時永田沖、ようやく南の風が入ってきた。10ノット程度、星空の下、潮の影響も少なく快調に滑る。22時過ぎ、風が少し上がり12ノット程度、雲が広がり星も見えなくなった。0時、さらに暗くなりいやなムード、行く手には灯台の光芒が見えるがどこなのか不明、多分中ノ島だろう。コースの正面に平瀬という岩礁(灯台あり)がありこれをどちらに避けようか迷う。こう暗くては・・・・考えた挙句は大きく避けて前回の口之島コースを選択、航跡図も残っているし、知ったところという安心感、少しベアーして走らせれる。3時、口之島に近づいたが艇速が伸びない、マイナス2から3ノット、波も悪いし視界も悪く島影がはっきりしない。5時、口之島を越したところ、明るくなった。5時半、日の出(写真、島影は口之島)、相変わらず波も悪いし艇速はマイナス、明るくなって里心が、向かい風でピッチングが大きい、このまま頑張っても宝島に夕方までが難しくなる。どうせ避港するなら良い港にしたい。前回これなかった中ノ島に入港しよう。港前は風波と返し波のせいか非常に悪い、まずセールダウン、揺れる船上でセールを固縛しゆっくり入港体制、ヨットが出てきた。これからどちらに行くのか?漁船が2隻入港するようだ、この後に続こう、よく見ると見覚えのある漁船、口之島で一緒になった福徳丸だ。港に入れば外と違い格段の静かさ、でも確かに狭い、漁船2隻が係留すると余裕がほとんど無い状態、迷っていると地元漁師さんから声が、入口の船に横抱きしなさい。(写真)指示どおりにするがその船は作業で出港する、結局は大型クルーザーが出港後、福徳丸に横抱きさせてもらい一段落。(写真)
中ノ島 いい湯だ、東湯と西湯
バナナの木があり小さな実
むろ鯵を煮付けと焼き物に
口之島で作業していたNTT、現在はこちらで作業中、潜水士さんに再会の挨拶していた時、朝のKYが始まりお暇しようとするとNTT作業長から声が掛かり、KYに参加、一言挨拶を依頼されてしまった。朝食後、かの温泉に、いい湯だ、東湯と西湯(写真)、乳白色、熱い湯、無料、幸せ、寄付金名簿があり我々も寄付しよう。道端にバナナの木があり小さな実がついていた(写真)。温泉の後は焼酎を飲みながらいつのまにか寝ていた。14時、遅い昼食後また寝てしまう、次に起きたのは18時半、ヨットの中では圏外、家から電話も無くぐっすり寝てしまった。遅い夕食、むろ鯵を煮付けと焼き物に、美味しい夕餉である(写真)。
6月23日
ハリセンボン
30cmの針千本
捌いていただけた
夜のご馳走
5時起床、昨晩は良く降ったが今は小康状態、天気予報を確認すると梅雨前線は下がり東海地方は梅雨の中休み、屋久島付近は大雨、十島の午前中は大雨が残るという。漁船も午前中は様子見で待機、いつ出港されても良いようにアンカーを入れて横抱きさせてもらう。島のイベントが10時から予定されていたが大雨で外出不能、午前中は船内待機と決め込んだ。航海記と出納帳の整理で時間を取り午前中は終わった。予報どおり大雨、床が何となく湿気てきた。マストからの漏水が床を伝ってしまった。大掃除をしてさっぱりしたがこれからも忘れずに早めに掃除をしなければ。昼食後、岸壁に寄っている魚を釣ろうとチャレンジするが寄ってくるもののダメ、30cm級の何とか鯛、針千本、大型熱帯魚、海亀も居た、サバ節で撒き餌し寄っては来るがこちらのサビキには反応なし。漁船からタモ網を借りて2回目、30cmの針千本(写真)をすくい上げた。これをどうしようかと迷っていたら漁船から助け舟、捌いていただけた(写真)。後は煮付けるだけ、夜のご馳走ができた(写真)。
歴史民族史料館
歴史民族史料館を訪問
トカラ列島のことが大変勉強に
針千本の夕食
小雨の中を島の勉強に歴史民族史料館を訪問、徒歩で30分?多分1時間、よく分からないが運動不測の解消も兼ねてイザ行こう。坂を登ること30分、イヤになったところにNTTの作業車が、これ幸いヒッチハイクで史料館へ、助かった。職員が居て、よくいらっしゃいましたと丁寧に説明していただく(写真、パネル前で説明いただく)、トカラ列島のことが大変勉強になりました(写真、悪石島の仮面神、ボゼ)。天文台も説明いただき帰りは港まで送っていただけた。帰りは大雨になっていたこともあり大助かりでした。温泉に寄り汗を流しヨットに戻り針千本の夕食(写真)、いい味、身が美味しく、味付けもよく最高、これで明日の天気がよければ万万歳、明日の天気に期待し早めに寝よう。
6月24日
宝島目指し
中ノ島の南端
風が上がり18ノット平均に
諏訪之瀬島
4時起床、天候チェック、雨はなさそう、風がどうか漁師さんも出港予定、同じように天候を気にしているが、諏訪之瀬の近くで漁をする予定、我々には宝島まで大丈夫と激励してくれる。5時からもやい、アンカーを整理、5時半にようやく出港、西南西の風、12ノット、ヘッドは210、コースは180、横流れしているようだ。(写真、中ノ島の南端)諏訪之瀬に近づいてからタック、コース、ヘッドとも230程度になった、悪石、宝島のラインになった。風、波、うねり一体性が無く走りにくいが平均は5ノット以上をキープできている。(写真、快調)8時半、諏訪之瀬の北端、9時半、南端の手前だ(写真、)、波が悪くスピードが乗らない、3ノット台に落ちている。風が次第に上がり18ノット平均に、進め方に迷いが出てきた、このスピードでは宝島には到底無理、悪石島か目の前の諏訪之瀬島に短縮すべきだ。まだ時間も早いし悪石島には遅くとも昼過ぎには入港可能、続航しよう。
悪石島
悪石島に取り付いた
狭い港口
この岸壁に着けよ,横抱き指示シジ
11時頃から風がさらに上がり20ノット台も・・・そんな時だ突然大きくヒール、風下デッキに波が・・・アンカーケースを気にしていたら、スターンに渡していた防舷材がスット浮いて流れる、しまった。回収は諦め続航、縛っておくべきだった、後のまつり。風は20ノット平均、12時半、悪石島に取り付いた(写真)、悪石島安浦浜港、南西に開いた港、どんな港か気になるが、何とかなるさの気持ち、漁師さんも悪石島は大丈夫と言っていた。13時、荒れる港口でベアー開始、フェリー岸壁前でセールダウン、落ち着く。ホ!狭い港口(写真)から中に入ると静かな港、良かった。青い軽自動車がすぐに寄ってきてこの岸壁に着けよ、横抱きでよい。指示どおりに着けさせて貰い、一息、ぐっと疲れが沸いてくる。(写真)
悪石島
やすら浜港
湯泊温泉に着いた
海中温泉の標識
冷えた冷麦、美味しい
しばらく休憩し整理し終わったところ、次に寄ってくれた車は、昔トヨタ高岡で働いていたことのある方、飛魚の燻製をお土産にいただいた。今は牧場、牛の世話をしていて船も持っている、今日は上架し整備中、立ち寄ってくれた。温泉を紹介してくれたのでアップダウンのキツイ道を20分、湯泊温泉に着いた(写真)。近くに海中温泉の標識もあった(写真)、この先には砂むしぶろもある。若い二人が居たので話し掛けると東京からきた、キャンプをしていると言う。ここには休憩室もあり扇風機が備わっている、しばらく涼んだ後、浜風に当たりながら20分、帰りはキツイ道をそんなに感じないままに歩けた。夕食は、氷を分けてもらえたのでヨーク冷えた冷麦、美味しい(写真)。暗くなってから雨が、この雨、夜もしっかり降った、やかましい音で何回も起こされた。
6月25日
悪石島滞留
浜辺荘
腹いっぱい食べて満足
 
朝から雨、今日は滞留と決めていたので7時起床。今日はどう過ごそうか、雨の中、ヨットの中に閉じ篭るしかない。雨の時間のほうが多い、たまに止む、私は湿った狭い空間に嫌気、フェリーの待合室に移動、ここで休憩。今日は夕飯を民宿に頼もうかという案を出し、さらに完全に宿泊し休養日にしようとなった。雨の中を釣りに来ている車が民宿南海荘、この人に相談、釣り人は南海荘の親戚だが経営者ではない、近くの浜辺荘の方が料理は美味しいとか、色々教えてくれる、話をしている内に案内してくれることになり島内散策、雨の中、急な坂道、車でなければ到底行けない、甘えて乗車、役場支所、学校、診療所・・・・南海荘は現在清掃中で今日は難しい、では浜辺荘へと言うことで浜辺荘に決定。遅い昼食後、浜辺荘に移動、こちらは80代の夫婦、昔は漁師をしていたそうです。せっかくの休養、扇風機の下で昼寝、1時間ほどで疲も取れてすっきり、次は温泉にしようか?まだ雨も降っているし民宿の風呂にしよう。砂むし温泉に興味があり、どんな風か聞いてみると、指宿と違い砂が熱く砂を掛けずにシートを引いて寝転がるだけで十分、ただ、ブヨがいて肌を出して居ると刺されるそうです。それを聞いて二の足、民宿の風呂にしよう。夕方、ようやく雨が少なくなった、TV天気予報を確認するが明日もそんなに良くなる風ではない、どうも滞留になりそうだ。久しぶりに腹いっぱい食べて満足、今日はクーラーも効く部屋でぐっすり寝れる。
6月26日
悪石島の温泉
砂むし温泉の体験
毛布を敷いて寝るだけ
オーシャンビューの露天ロテン風呂ブロ
5時半起床、天気は変わらず南西の強風、白波が一杯、曇り空、TVで天気予報を確認、予定通り滞留しよう。口之島でも聞いたが梅雨時は南西の強風が続くことが多いそうだ、それを承知でいなければならない。7時半、ゆっくりした朝食、8時15分、久しぶりの連続ドラマ、どんど晴れ、9時過ぎ、ヨットに戻り雑用、強風対策としてデッキに置いた駕籠の固縛ロープを太いものに取替、ストームジブを展開できるように準備(バウの一番下積みから取り出す)、高い岸壁対策で用意した脚立の置き場所をサイドデッキからスターンに、・・・・・途中、フェリーとしまが入港、作業を見学、島の皆さんがロープとりなど手伝っている。キャンプの二人はこの船で宝島に向かう。数人の来島者とコンテナの積み降ろし、またたく間に作業を終わり出港していった。昼前からまた雨が、でも風は少し落ち着いたようだ、白波が減っている。昼食のため浜辺荘に戻る。この後がすごい雷と雨、14時過ぎまで民宿を出るに出られず待機。15時には何とか雨も上がりヨットに戻る、このまま梅雨が明けてくれればと思う・・・・16時から温泉に、歩く途中軽の荷台に乗せてもらえた。まず砂むし温泉の体験、確かに熱い、毛布を敷いて寝るだけで汗がジワジワ、途中で虫を見て中止したが、ゆっくり汗をかきたかった。湯泊温泉で汗を流しさっぱり、次は露天風呂、案内板がなく、どこにあるかと探していたらすぐ隣にあった。オーシャンビューのロケーション抜群、入ろうとしたが熱くて無理、水で埋めようにも大きな風呂どんなに時間が掛かるやら?入るのは諦めて写真だけ。帰りも丁度、軽自動車が声を掛けてくれて大助かり、楽にヨットに戻れた。天気は回復傾向に思うが、実際は明日にならないとなんとも言えない、明日は宝島を目指したい。
6月27日
宝島へ
風が落ち着いてきた、
ストームを展開テンカイ、走りやすい
子宝島近く、沢山の子島が
4時半起床、天気は曇り、風は強そう天気予報を確認すると、雨はなさそうだが風はそれなりにありそうゆっくりと出航準備に掛かる、今日は向かい風、ストームジブを揚げる予定だ。6時半舫いを解き港内でメインセールアップ、さあ、出航だ。外に出ると大きなうねりと風、しばらくしてジブが水をすくってしまった。まずいがしばらくそのまま、まだうねりが高いがジブアップ用意、頭から海水を浴びながら悪戦苦闘、何とかセットし落ち着いた。ジブも港内でアップしとけば良かった。目標の宝島は230、ヘッドは190奄美に向いている。ジブのおかげで操船はしやすいこのまま帆しるしかない。風は平均18ノット、時に20ノットが出る。10時前、タック、子宝島は見えるが宝島は見えない。視界が悪いのだろう。ヘッド265、正面に宝島が見えてくるはずだ。トカラ列島、今までの島は背が高く雲が掛かり早くから見えたのに宝島は中々見えない。11時前、ようやく正面に宝島確認、風が落ち着いてきた、走りやすい。12時、子宝島近く、沢山の子島が連なっている。
宝島
宝島に着きました
ダイビング教室用建物チカくに
フェリー桟橋近くの大壁画
13時過ぎ、宝島に近づくと向かい潮、波が立っている、マイナス1、14時過ぎに入港、やっと宝島に着きました。岸壁には誰も居ない、奥に進むがGPSの位置表示がおかしい、陸に上がってしまった。深さだけ気にしながら岸壁に横付けし上陸、トイレ等を捜す。漁港施設が無い、フェリー待合室もトイレ使用禁止中、色々捜した挙句にダイビング教室用建物がありこの利用許可を確認できた。ヨットをその近くに移動しようやく落ち着いた。宝島の調査は、役場支所に行き、パンフレット、温泉は火木土、今日水曜日は休み、がっかり、宝島の探検、鍾乳洞はかなり離れているし観光は諦めた。売店で少しの買い物、帰りにフェリー桟橋近くの大壁画を見てからヨットに戻る。今日は一日、雨の無い天気、洗濯物も良く乾く、梅雨明けムードの良い兆候、明日はいよいよ念願の奄美大島に挑戦。
6月28日
奄美大島へ
堤防に出て観天望気
ようやく波も落ち着いた
今日は一本でいける
4時起床、星空、雨はなさそう、風次第。夜は暑くて寝苦しかった、時たま風の音も高くイヤナ感じ。天気予報を確認、雨なし、風もそこそこ、奄美は午後には南風になるかも5時朝食後、堤防に出て観天望気、これなら大丈夫でしょう(写真)6時前に舫いを解きセールアップ、準備良し、出航。島の周りは風がまわりブローで18ノット、岬を回ると追い潮に乗るが波が悪い、7時過ぎようやく波も落ち着いた、風も12ノット程度、コースは170、距離50マイル、今日は一本でいける。(写真)
奄美大島
、名瀬
トカラ列島南端、横当島の東沖
神崎島を目標に入港
名瀬漁港岸壁
9時、トカラ列島南端、横当島の東沖、真横に見える、正面にうっすらと奄美大島が確認できる。10時、25マイルを切った、順調に走っている。夏の雲、夏の空、奄美が近い。11時、風が落ちスピードが落ちた、アクセルを上げて先を急ごう、目の前の奄美の山並み、青い空に乾杯しようとビールを出した、11時半頃かエンジン音が変わる??アクセルレバーが効かない感じ、しばらく様子を見ることに、セーリングで我慢、風は10ノット、艇速4ノット程度。(写真)12時頃から風が上がり5ノットキープ、13時にはベアーしたこともあり6ノット超、順調だ。13時半、名瀬港口に到着、神崎島を目標に入港(写真)、宮阪さんに連絡、地元の芝田さんに連絡し係留先を教えてもらう。14時前、名瀬漁港岸壁に芝田さんが出迎えてくれる、先客が横付けしている前に指示どおりアンカーを入れて槍付け、奄美に到着しました(写真)。
名瀬の夜
島料理、喜田八
田芋の煮物、墨汁
島きゅうり、刺身の酢味噌和え、豚足
入港時は機走していたが漁港前でやはりアクセルが下がった、何かおかしい原因調査が必要だ。まず燃料フィルター分解するが汚れは無い、三後に連絡アドバイスを聞く。アクセルワイヤーチェック、エアーフィルター掃除後に始動、音は良くなったような気がする。二人でこれならと安心したが、30分後くらいにエンジンダウン、エ!再始動しようとするが掛からない??明日にしよう。今日は旅の疲れを癒すためホテル泊にした。シャワーで身体をさっぱりし夜の奄美に、芝田さんの案内で島料理、喜田八、島きゅうり、刺身の酢味噌和え、豚足、田芋の煮物、墨汁、色々味わった。美味しいものばかり、腹いっぱい、ホテルに戻りバタンキュー。
6月29日
エンジン調整
エンジン不調の確認
トナリは東京のボヌール
鶏飯定食
夜中の2時、PC航海記の登録をせねばと目が覚めた、ウイルコム、プリンは処理速度が遅い、2時間掛けて前日まで1週間分航海記の登録を完了、眠たい。8時前、電話の音で起こされる。ぐっすり寝たが頭の中がボー!身の回りを片付けてフロントへ、二人でホテルサービスの朝食、前日の航海記をまとめ、こちらも登録、完了したらもう10時、外はカンカン照りの夏空、ヨットに戻る。今日は観光の予定だが、エンジン不調の確認をしなければならない。起動し調子を見ると10分程度で停止してしまった。どうも燃料の問題らしい、燃料系統をチェック、パイプのどこかに亀裂が無いか、タンクも空にし内部点検、油水分離機のドレンを開き汚れチェック。再度組み立てて再起動、やはり10分程度で停止???もうやることが無い。もう14時、遅い昼食をクーラーの効いたホテルレストランへ、頭を冷やそう。15時過ぎ、再挑戦、再度チェックしたら燃料パイプ接続ベルトの締め付けがしていなかった、これを締め付け、空気抜き処理をして再起動、今度は停止しない、1時間たっても良。ホ!!長い一日だった。この間、地元の平井氏(アマミIネット)が来たり、東京のボヌール田中氏(沖縄、石垣島等の帰り)が到着、アウンの九里氏(屋久で我々が先発、これから沖縄へ)が到着、エンジンのことが気になりゆっくり会話できなかったがそれぞれ情報がいただけた。夕方、銭湯へ行き、夕食はやはりゆったりくつろぎたく、ホテルレストランで鶏飯定食を美味しくいただき一日が終わった。
6月30日
奄美観光
コンビニのコーナーで朝食
マングローブをカヌーで探検
カヌーを降りて素足で分け入る
今日は島内観光、コンビニのコーナーで朝食を摂りながら行先を協議(写真)、マングローブをカヌーで探検、これを是非したいと出かけました。9時過ぎに現地に到着、案内所で今日の潮から良い時間を聞いてみる、今は引き潮、午後に掛けてどんどん引いてしまう、今か、夕方が良いとのこと。では早速と案内を依頼、一人1500円でインストラクターが案内してくれる、時間は1時間から2時間。まずはカヌー、パドルのこぎ方、次は乗り降りの注意を陸上で聞き、続いて乗船実技。川は引き潮でかなり流れている、何とかなりそう、さあ出発。インストラクターのお姉さんの後に続いて行く(写真)、コースがずれると注意が、そちらは浅い、流れが強い・・右であったり、中央であったり、結局は後に続くことが一番。途中の支流に入る、こんなところに?と思うところに分け入ると、オーこれがマングローブ林、途中からはカヌーを降りて素足で分け入る(写真)、干潟をはぜが飛び跳ねている。きれいな鳥が飛び立つ、ルリカケスか、満潮であればまた違う景観になるという。
マングローブ
シオマネキの居る干潟
沢山の他のツアー客に会った
展望台から見たマングローブ
場所を移動、引き潮でさらに浅くなった水路をカヌーでくだり本流へ、次に向かったのはシオマネキの居る干潟、居ました、思ったより小さなカニ、身体より大きなつめをしきりに振っていました(写真)。やはり素足で干上がってしまった水路を探検、インストラクターが色々説明してくれその時はうなずいていたのに、もう忘れてしまって・・・マングローブという木は無い、オヒルギ、メヒルギなど全体をマングローブ林という。アマミはマングローブの北限、・・・・帰りには沢山の他のツアー客に会った(写真)、引き潮に逆らってパドルを漕ぎ頑張りました。潮が引き本流でも座礁するところがあり一時引いてもらいましたが、石原氏は軽いせいか上手く乗り越えていきました。しっかり漕いで手が疲れました。良い経験ができました。(写真、展望台から見たマングローブ)
古仁屋
浜めぐり、あまん
ヤドリ浜
ホノハシ海岸
もう11時になります、次に向かったのは古仁屋、大島と加計呂麻島間、大島海峡にあります。明日はヨットでクルージングしたい場所、こちらには今年から海の駅が開設されてて居ます。海の駅は細長く狭い、岸壁が高く左右2箇所づつにゴム製のはしごが設置してありました。漁港もありましたが船が多く係留は難しそうです。センターで海鮮丼の昼食後は半潜水艇セトに乗船、サンゴと熱帯魚、水中散歩に出かけました。船内はクーラーが効きよい環境、水中散歩はそれなりでしたが、期待していた色が少なかったことが残念でした。次に向かったのは浜めぐり、あまん、清水、コバルト色の海が素晴らしい景観です。ヤドリ浜では家族連れが海水浴を楽しんでいました。施設の整ったきれいな砂浜です。最後はホノハシ海岸、ダチョウの卵のような丸石がびっしりの海岸でした。
7月1日
奄美滞在
用安海岸ドライブ
人形のおじいさんと
田中一村の作品
6時起床、昨日の記録を整理、2日分を登録。今日は古仁屋へ出かけようとも思ったが、気が変わり今日もドライブ。まずは、名瀬港北にある奄美博物館へ、20年前に建設された古い博物館、資料はそれなりに、ビデオが色々あり、その内、奄美の衣食住と奄美のまつり、クーラーが効いているせいもあって、つい長居してしまった。スーパーダイエイのファーストフードで軽い昼食を摂ってから大熊漁港へ、こちらには地元のヨットが係留しているのでその様子を見たく立ち寄ってみた。係留が8艇、上架が3艇、ヨットマンは見なかった。次に向かったのは奄美パーク、途中の海岸、景観を楽しみながらのドライブ(写真、用安海岸)、なんとも言えない海の青さが印象的です。奄美パークは2001年オープン、奄美群島の自然、歴史、文化をビジュアルに展示する奄美の郷(写真は、遊びの庭で人形のおじいさんと)と奄美を愛した孤高の画家、田中一村の作品を展示する記念美術館が二つの目玉(写真は、購入した絵葉書、ソテツ残照、アダンの木)、それぞれゆっくりと楽しませていただきました。
東シナ海の
サンセット
シズ(マグロ)の刺身と甲塩ゆで
大浜海岸へドライブ
東シナ海に沈む真っ赤な夕日
帰りに再度大熊漁港に寄り、シズ(マグロ)の刺身と甲塩ゆでを購入しヨットに戻りました。夕飯後にはサンセットを観に大浜海岸へドライブです。東シナ海に沈む真っ赤な夕日を堪能できました。
7月2日
奄美、最終日
魚市場では競が
恩勝湾
金作原原生林
今日も真夏の快晴、6時起床毎朝6時半から魚市場では競が行われている(写真)、量は少ないがそれなりの魚が揚がり、仲買人も沢山集まり、ヨットの前は自動車で一杯になる。今日はエンジンの調整確認も兼ねて近くの岬にクルージング、アンカーリング等してゆっくり楽しもうと出港しました。目的地は笠利湾も考えたが、帰りに向かい風になるよりはと南西に10マイル先の恩勝湾へ。毎日毎日15ノット以上の南西風、今時はこれを乗り越えないと沖縄へ行けないのだ、恩勝湾へは2時間程度で到着アンカーリングポイントを探すが、風が回り込み安定しない(写真)、湾の奥行きも少なく諦めることに。帰りは横風に乗って、2時間弱、元の岸壁に戻りました。エンジンに問題なし、明日は宝島を抜いて悪石島を目標に出港し北上しよう。横風に乗って十分行けるだろう。燃料、飲食物を調達する前に、時間が空いたので行けなかった金作原原生林の観光をしたくドライブに出かけました。期待していた原生林は素人が分け入れるようなところは無く、道の悪い林道をドライブしただけでした。チョット残念(写真)。ヨットに戻り準備万端、さらに南下もしたい気持ちはあるものの鹿児島カップに向けて北上せねばならない。良い風に乗ってまずはトカラ列島、梅雨前線の動きを見ながら屋久島、、種ヶ島、指宿を経て鹿児島に入る予定です。