ホーネットのジャパンカップ

ホーネット 代表 中村


9月19日から25日にかけてジャパンカップ(JC)が三河湾で開催され、地元蒲郡からの思いで我々ホーネットが参戦しました。その報告をさせていただきます。
ツボイ950乗換え計画は昨年の夏過ぎ、中村からメンバーに気持ちを伝えメンバーにも少しずつその気が芽生えて行き、具体的な対象艇の選定、売却方法等の検討をはじめたのが秋でした。すでにJC開催は予定されており参加可能性のある艇にしたいとの思いはあるものの資金計画は少額、いろいろ調査し落ち着いた結果は琵琶湖リッツマリンから出ていたヤマハ33S、たまたま田中−絹風、三後−珊瑚もリッツからで3艇目の納入でした。
納入されたのが12月、進水は1月、さっそくセーリング等々計画しましたが計画日の都度天候不順、3月MCCレースが初セーリング、どんな走りをするのか楽しみでしたがオデッセイの小島廻りに負けDBに続く3位、こんなところか。
五ヶ所湾、エリカでなんとかそこそこ走りそうだと確信、いよいよJC参戦を決定し準備を始めました。セールの新調、IMSの取得、せっかくだからパールにIMSで参戦しよう。IMS取得は資金がかなり必要ということでためらっていたのですが、調査するとプロダクション艇、フローティングを入れても10万円程度のことでした。
パールの報告は既にしましたが、その後計器、ウインドの表示が不良、計器データをパソコンに取り込みターゲットスピード等との比較等33Sの最良の走りを引出すには計器データが正しくなければ・・・・・・これではダメ。計器の全面取替えを決定したのが9月に入ってからリッツと相談しながらSILVA-NX2に決定、日数もないことから自前での取替えは無理と考えリッツにお任せ。14日完了。その後キャリブレーションチェックやパソコン取込の配線、セーリングテストし18日のデニスコナーを迎えました。
その前、3,4,10,11日はレース外のトレーニング、タッキング、ジャイビング、スピンアップ、ダウンとメンバーの役割分担、動作確認、不良器具の修理調整等もできました。今回の参加メンバーは、中村、正木、高橋、十八日、北河、三戸、佐々木、杉浦、田中の9人、JSAFレースいつものメンバー、体重合計を550Kgにし8人乗船の計画です。
デニスコナーでは、総合11位、クラス5位、サイキ、アケアに負けてしまい一寸がっかり、JCでのターゲットはカイト、カイトを目標にがんばろうと誓いました。
JCの参加艇は22艇、Aクラス10、Bクラス12、Aクラスは優勝候補のスレッド(Farr 47)カラス(Grand Soleil 42R)セレッソ(同)、シーホーク(同)等が目白押し、ホーネット(Yamaha 33S)はBクラス、こちらには地元のパラフレニアン(First 40.7)カイト(J/V 35CR)の他コウフウ(First 40.7)イーグル(X 37)アドニス(First 36.7)など遠征組の強敵がいっぱい、どちらにしてもサラリーマン共同オーナー、サンデーレーサーの挑戦、東海勢の中でいかに上位をねらうか、結果が遠征組に食い込めれば言うことなし、そんな気持で臨みました。
19日午前は最後のあがき、船底を磨き昼食前に体重測定、自己申告していた体重を下回って目標クリアー。その後はビールと腹いっぱいの昼食、満足です。この日私はシーホークチームと100マイルレースの下見に同行(小林組合長経由で依頼を受けた)、朝7時発、渥美、伊良湖水道、神島、安乗沖と大王沖の網、大王から布施田水道の暗礁、浅瀬確認後、五ヶ所湾口の宿田曽漁港で燃料補給。漁港を11時半に出港し形原漁港に着いたのが13時半、たった2時間すごいスピード驚いてしまう、こんな支援艇を同道した4チームが遠征してくるJC、結局はこの4チームが総合4位までを独占、他にはドットレッサ(B&C46)アオバエクスプレス(IMX 45)など話題のある艇と同じ海面でレースに参加できる、こんな機会はまたとないことである。
20日、午前中にラグーナに回航、午後一番でインスペクションチェックを受ける。インスペクションは安全検査の再確認とセール計測確認、およびIMS計測時の重量物配置確認などです。この確認がとおらないと参加できない。初めての経験などで緊張したが、ライフラインの張り具合、ライフベルトの確認、応急ラダーの装着確認、道具箱の重量、アンカーの固定確認等特定チェック項目はすべてクリアー、他艇では何度も再チェックをされているのにホーネットはあっけなく終了してしまった。よかった。
その後、出艇申告、艇長会議。会議は事前に質問事項を文書によって提出、追加の口頭質問もあり時間いっぱい掛かっていた。その後ウエルカムパーティ、ラグーナオーナーズクラブがホストクラブとして企画、支出負担をしたという。さすが、料理も飲み物も良い物を用意している。特にオーナーズクラブを開放したカクテルパーティ、こちらには一流レストランの有名シェーカーを4名も呼んでの接待、なかなかのものであった。ツイツイ頂き過ぎて運転手を呼ぶことになってしまった。
21日、第1レース、風待ちの後13時過ぎようやくスタート、Bクラス7着、修正で念願のカイトを抑え5位、Bクラス1位はパラフレニアン他は遠征組、第2レースは15時半過ぎにスタート、やめてよ!ラグーナに帰港したのは真っ暗、帰着申告すると19時半からオーナーミーティングの連絡、夕食も抜きで出席、議題はオフショアレースのコース等遠征組から話合いの申入れがあり実行委員会がこれを受けオーナーを招集、意見、要望を聞く会であった。遠征組の言い分は布施田水道の夜間航行は安全上問題あり、大三角の日中レースに変更してほしい。地元セーラーとして私は布施田は問題ない、伊良湖水道のほうが問題がある、沖の瀬ブイ回航を提案した。他に代案として帰り布施田を止め南沖にある神の島回航提案も出た。