を知り尽くした海の男たちであった。レースの間、私はただただ、メンバーの方々の雰囲気、動
き、そして的確な指示に圧倒されながら、ヨットの上を右往左往するのが精一杯であった。忙し
いレースの操船中にもかかわらず、初心者の私にヨットのことについていろいろ指導していただ
いたにもかかわらず、それどころではなかった。
後半になって、後発の数艇に抜かれ、自分の艇の順番など気にもしていなかった。ゴール後、バ
ーベキューをしながら成績発表を聞いて、またビックリ。自分が乗艇した「AQUA MARINE V
」号が、なんとCクラス優勝、総合6位の結果であった。ヨットレースの評価方法などについての
知識は無いが、参加35艇のなかでこの成績には驚いた。「ああ、自分はすごい人たちのヨットに
乗っていたんだ。」とあらためて思わずにはいられなかった。そして、最初に「おじいちゃん」などと
思ってしまった自分が恥ずかしくなった。初めてのヨットレースは、私にいろいろなことを教えてく
れた。ヨットの基本的な操船だけでなく、風向きの変化に阿吽の呼吸で反応するメンバーの動き
の変化。そして、何よりも、初対面でも気兼ねなく迎え入れてくれる、ヨットマンシップの精神。
貴重な体験ばかりで、このヨットレースに参加できて本当に良かった。来年は、もう少しヨットの
ことを勉強して、また参加できたらと思う。最後にこのレースに誘っていただいた義父、初対面に
もかかわらず温かく迎え入れていただいた河合さん、田中さん、中村船長、そして、「ゼイムショ、
ゼイムショ」と大声で呼んでいただき、また、ヨットのことをいろいろ教えていただいた大竹船長に
この場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございました。


R1クラス優勝


マーク廻航後の風曜日前はメーヴェ

風曜日@沼野

マリンカップって白谷ヨットクラブも共催だって知
とった? へえ〜そうなの共催なんだ。ある日の
白谷の会話です「あのレースは楽しいよ」とマリ
ンカップ経験者の声、「それじゃ皆で出ましょうよ
 乗ってもらえますか」「行く行く」そんなわけで
当日は、「打瀬丸」宇野氏と「EXPLORER」高橋
氏、両氏と風曜日3名で参加しました。
アタフタしながらもスタッポーで小島を目指します
。コースは上り一杯裏が入ると大先輩宇野氏、
高橋氏、声をそろえて「上りすぎ!」ベアすると
「少し上がれる」ありがたい天の声、スキッパー
内藤もいつに無く慎重、緊張仏島に向うレイラ
インは、前を行くイルカのラインを参考に少し行き越してタック一回できまりいい調子です。
このあたりで最終スタートのレーサー艇が迫って来ます。仏島の手前ふと裏を見ると、すっげー
波あっという間に近ずきラフしてすぐ上をすべる様に抜いて行きます。一体何が違うんだ!
一同「はっえー!」「なにあれ」「スロット」「早く行って」まるでオノボリサン状態です。
オレンジブイを回ってスピンもきれいに上がり落着いた処で周りが気になり、きょろきょろ「前を
見て」天の声に諭されながらトリム、トリム
実は、今春に何年かぶりに買い替えてNEWセール!今年こそはと望んだクラブレースもイルカに
抑えられてばかり、ここで俄かにイルカに闘争心、何とか抜こうとデッドぎりぎりに最短を下りジャ
イブしてゴール。お疲れ様!最後に運営の皆さん暑い中ご苦労さまでした。レースにバーべキュ
ウと楽しい一日が過ごせました。暑いだろうなと思っていたバーベキュウも漁港のコンクリートが
ひんやりと涼しいのには驚きました。