と素晴らしい経験をさせてくれるレースなのだ。DBは一昨年の4位を最高に、なかなか上位入賞が果
たせずにいる。特に我々のクラスは微風がチャンスだ。このチャンスを生かすのはクルー個々人の忍耐
とチームの結束。この二つの要素が上手くかみ合うことが好成績を生む必須条件だ。2日間走り続けて
最後の数分が勝負の行方を左右するレース。それがパールレースだ。180マイルを走り切る事は勲章
であり、満足であるが、どこかに早くDBの名前を残しておきたいものである。だから、今度こそは・・・。


自衛艦「すおう」に乗ってロールコール

第47回パールレースを支援

ルートリス 菱田
 昨年に引き続き自衛艦でロールコールする機会を得たので、早速この紙上をお借りしてレポートします。
今回の通信担当者は、「若瑞」の森岡さん、「スーパーウエーブ」の長坂さんと私の3人。
このレースは、国際VHF又は衛星携帯電話が搭載されていますが、今年からフィニッシュするまでの間、
江の島レース本部では定時連絡によって各参加艇の位置や動静が把握できることになりました。
さらにJSAFウエブで位置情報の発信と現地本部ではプロジェクターでも提供され、レースの進展に多くの
関係者が一喜一憂するところとなった。

 自衛艦「すおう」とは、我が国周辺海域における防衛と海上安全の保護のため、多種多様な任務遂行に
関わる訓練の支援、艦船の曳航、災害発生時等の救援活動、物資の輸送支援を主な任務としている他
用途支援鑑で、クルーは3時間毎のシフト勤務ということです。
平成16年3月海上自衛隊横須賀基地に就役、排水量980屯、全長65b、全幅12b、乗員40名、速力15
ノット、喫水3.5b、バウスラスタ付

@スタートまで
         
艦橋内の様子     スタートラインを一直線に
    保つためのホバリング゙指示
   スタート直前の様子。この後
   ずっと風に恵まれなかった

A参加艇の動静把握
 赤羽根〜浜松沖の様子、レーダー情報を電子海図に
 載せたもの。
 本部船は赤丸の位置、艇団の約1マイル外をキープし
 て航行、矢印の方向が艇の方位を、ベクトルの長さ
 が速度、矢印の先端が15分後の位置を表示している。
 小雨、風力1.8bで殆ど団子状態が続く。


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