さぁ、スタートの仕事が済んだのでいざ、参戦!慌ててスタート海面に向かう。
がしかし、アルミスのマストのレールはフルバテン用レールになっている為、ボルトロープタイプの
通常のメインをあげる時は、入口にガイドが無いので2人がかりでちょっとづつセールを入れてやら
なければ揚がっていかない。こういう時間が無い時に限って慌てるので余計手間取ってしまう。
(スタート30秒前っていうのに半分も揚げってないよ)
さらに、スタートラインを1分程遅れてスタート(あぁ すぐに追いつく予定が…)
前を見ると西よりから出たスピン艇群が、なんとなく進んでそうなので、こちらもリミットよりから小島
真正面を目指すことに。とりあえず、前に見える影虎に追いつくようにスピンセット。しかし、またもや
ここで悪夢が…先行艇が小島を越えていると言うのになんとこちらは、バウはラグーナを向いている。
天気も良く 暑い!(キャンプ行けたなぁ〜きっと子供は怒っているよなぁ)
自分がヘルムの時は、なぜか微風が多い。J/Vは微風がほんと難しい。重いのか走らない。どの位
同じ位置に漂っていたのだろう…。東から来た風を掴みやっと少しづつ影虎に近づき、そして抜くこと
が出来た。小島を横に見る頃には、他艇ははるか沖にいる。ダンシングは、豊橋ブイに向かっている
のか?うらなみ・マーメイド・メリーサンは中間。でも南の方は走っていなさそう。同じ海域に行っても
しょうがないから岸よりに行く事に。
仏島をギリギリかわしたころから、風が振れ始めなんとか西浦を越えれるぐらいのクローズになってき
た。(チャンスがきたか)沖より岸寄りのが風がある(ように思う)。真上りより少し落としながら走らせ
西浦半島にできるだけ突っ込む。しかし、南の沖のホーネットがいい走りをしているのに気づき、タック
して南に伸ばしてみることに。これが良かったのか、西浦に突っ込んだマーメイドより先行することが
できた。
徐々に風もアルミスのベストな領域になり、全体に均一な風しかもアビームになってきた。次は佐久
島に一直線12時半方向にホーネット・3時方向にダンシングという位置関係になる。風速もどんどん上
がってくる。ライトジェノアからミディアムヘビージェノアに早めにセールチェンジし、ナイトレースの件
(強風でセールを破損)もあるので、スピンアップになかなか踏み込めない。後続艇群はスピンでどん
どん迫ってくる。特にうらなみ?(赤いスピンでした)の追撃がすごい。
仕方ないので、負けじとスピンアップ。ホーネットは早めのスピンアップででかなり先行されてしまった。
佐久・生田を2位回航することができ、ボートスピードで勝てないホーネットにはできるだけ離されない
ように気をつける。生田を廻ってできるだけ上り一杯で走らせる。波もかなり高く、叩かれる割にリー
ウェイは、SWINGに比べ少なく走らせ易い。(キールが重いのとバランスがいい為?)でも、腕がちぎれ
そうに舵は重い。(ラットだったらいなぁ)ホーネットを見ると、かなり下に落とされている。(これは、また
またチャンスかも)風も18ノットぐらいになり流石にレギュラーではしんどくなった。雨なのかスプレーな
のか分からない。ヒールを殺している佐々木兄が頭から波をかぶって大変そう。(こういう時は、スキッ
パーで良かった。あまり濡れなくて)振り向くとダンシングは上り角度がいい。ブローに我慢できなくなり
梶島クリアが困難になるといけないので、NO3にチェンジす
ることに。ジブを一旦下ろして交換することにしたが、それが
悪かった。ジブを下ろした途端セールが波にさらわれ流れて
しまった。波とセールのブレーキで一気に艇は止まり、風に
立ったと思ったらス〜っとバックしてラダーも効かず、しばし
呆然… なんとかタックし沖出する。ホッとしたのもつかの間、
今度はダンシングのスターボの罵声に怯えながらスターンを
交わし先行されることに。西浦半島を余裕で交わせる位置ま
で行ってタックを返す。ダンシングには先行されたがしょうが
ない。でも、落とし気味の自艇のがスピードはありそう。


2