<VIKING> 本間 |
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今年の第16回デニスコナーカップヨッ トレースは愛・地球博記念国際セーリ ングシリーズの一戦としてラグーナマ リーナ沖で60艇が参加して開かれた。 この中にはこのマリーナで翌週行われ たジャパンカップレースに参加する、 どこかの雑誌でよく目にする艇名を持 つ大型艇約20艇が小手調べのためか参 加していた。 クラス別けはTAの小さな順に4クラス に分けられた。私たちはX-79<VIKING> でDクラスに入れてもらって参加した が、乗員3名の誰もこのレースを経験 したことはなく、邪魔にならないよう に走ろうとの了解であった。 レースはソーセージコース5レグで延 長6nmと発表されていた。当日は西の 風6m/s程度で全クラス同時の10:00ス タートのスタートラインに集合した。 レースは2回のゼネリコの後、35分遅 れでスタートした。 |
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この間、スタートライン付近を流しながらジャパンカップ参加艇など大型艇が気合を入れながら走りす ぎたり、ゼネリコ毎にジブを降ろしたりするのを感心して眺めたり、前後のオーバーハングの長い、一 寸クラシックな艇がゆったりと通り過ぎるのを敬意をもって眺めたりできて、観覧艇から見るのとは違 ったよい経験をさせてもらった。 スタートは中ぐらいの位置から出ることが出来たが、すぐに大型艇には置いていかれて、邪魔にならな いどころか、一寸寂しいスタートであった。レースは最初の下マークでコースが南(左)へ40°変更さ れ、ポートタックの昇りが長かったように思われた。わが艇は始めの下りでスピンを上げてしまうと3 名では次の降りのセットができないので、はじめはスナイプ風にスピンポールで観音開きで下った。 記録を見ると総合優勝艇は約60分でゴールしているが、わが<VIKING>は約87分掛ったが、Dクラスで2位 なることができた。このクラスはNajad 360、J 29、J 24など13艇で競ったが、この幸運には次のような |
理由があったと思われる。 第1にはTAがJ29の685、J24の715に対 して、X-79は750が与えられたことで、 艇長がメートルで表されていて他のフ イートで表される艇との対比がはっき りせず幸運だった。第2に、この7月 に始めて船底塗料を塗ったが、最初に 塗ったスターボード側は滑らかになっ たが、後になったポート側は塗料が分 離して泥をシンナーに混ぜで船底に無 理やりくっつけた様な状態で、でこぼ こになった。 このためポートタックが長い本レース では有利だったが、スターボードが長 かったらこうは行かなかったと思う。 |