2005年編集後記


2005年もこの号で締め括りとなりました。不慣れな編集で読み辛いところも多々
あったかと思います。細かいところには目をつぶり、我慢いただきました読者の皆様
にはお詫びとお礼を申し上げます。今年はMCCでもホームページを立ち上げようと
いうことで、ヨットについての見識にはいささか乏しい私にその任がまわって参りま
した。私自身もルートリスさんがホームページに会報を掲載されるまでは、殆ど会報
を読む機会がなく過ごしてまいりました。しかしインターネットという情報共有化手
段が広く普及した現在、これを使わないのは勿体無いと考えておりましたので、快く
引き受けさせて頂いた次第です。印刷物ではなかなかメンバーひとりひとりに行き届
くというのは難しく、会員相互の情報提供やコミュニケーションに、このホームペー
ジがいくばくかのお役に立てたなら幸いです。
今年は会報の他、レース中の写真を掲載するという企画から始め、最終レースでは
コミッティーでしたので動画配信にも挑戦してみました。昨今のように高度なコンテ
ンツが溢れるネット社会にあっては全く目新しいことではありませんが、パソコンの
壁紙や、年賀状などのポストカード等にご利用いただけたらと思います。
また、みなさまからも画像やDVカセットを提供いただけましたら、どしどし掲載し
ていきたいと思いますので、是非来シーズンは「デジカメ・DVカメラを持ってレー
スに参加!」を合言葉にMCCホームページを盛り上げていただけたらと願っており
ます。もちろんクルージングやレース以外の画像・記事も大歓迎です!

さて、話は変わりますが、ここ1〜2年にかけて街中を走るクルマにハイブリットと
呼ばれるクルマが増えてまいりました。私も日に50Km程走りますが、そのクルマを
見ない日は無いほどに、その新種は急速に増殖しております。どこに行っても見るそ
のクルマは、ほとんどがT社のPリウスですが、ガソリンの高騰も手伝ってか、はた
また愛知万博での環境意識の高まりか、とにかく良く見かけるクルマとなりました。
ハイブリットとは異種なものが混合された複合体のこと。そういえばクルーザーヨッ
トだって、エンジンとセールで走るハイブリットじゃないか!ヨットはクルマよりず
っと前からハイブリットだったんですねぇ〜。(笑)
そんなエコロジストのヨットマンとしては、陸移動も環境に優しくしたい!との思い
で、来年買い替え予定のクルマは是非ハイブリットにしよう!と決心。
折からこの11月にはH社からもCビックのハイブリットが発売された好機、話題の
2台を乗り比べてみました。まずPリウス。こちらはうちのメンバーにもユーザーが
おりましたのでしっかりテストドライビング。PリウスはCビックより10・15モード
燃費ではやや上回る低燃費を誇ります。スタートはモーターで音も無くスルスルとい
った感じ。そしてなめらかにエンジンスタート。通常走行ではほとんど違和感なく、
高速もまったく問題なし。EVモードと後進時はモーターのみで走行と、未来を予感
させるクルマでした。
他方、Cビックは出たばかりの希少車。偶然にも登録済の展示車があったので、セー
ルスの方にお願いして試乗させて頂きました。初めて乗ったCビックハイブリッドの
印象は、ガソリン車と変わらない・・いや、ガソリン車より低速域のトルクが太くて
乗りやすい。Pリウスとの大きな違いは発進時。Cビックではモーターはあくまでア
シストする動力なので、スタート時はブレーキぺダルから足を離すと同時にエンジン
がスタート。エンジン・モーター両方のパーワーで発進・走行します。モーターのみ
となるのは40キロ付近の低速クルージングのみとのこと。
2車のどちらを選択するかは迷うところですが、より低燃費を求めるならPリウス、
そしてキビキビしたドライビングを楽しみたいならCビックといったところでしょう
か。乗り心地も良く、上級車から乗り換えてもそれほど違和感のないPリウス。
同じ回生ブレーキ(減速力を発電に利用)ながら、ブレーキタッチに違和感がなく、
リアサスも独立のWウィッシュボーンを採用し、キビキビした走りが魅力のCビック
はヤングアダルト向きと言えるのかも知れません。
そろそろ買い替えを検討されている方、一度試乗あれ!技術の進歩に感動しますよ!


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