ダンシングビーンズV M.A |
今年初めてのコメントになります。ご存知のようにMCCには今年から新生Y33ホーネットが 加わり、ダンシングの戦績も様相が一変してしまった?ようです。 初戦3月のポイントはホーネットのお株を奪った博打を打って大島東を抜けたオデッセイに優勝 をさらわれ、我々もクウァンタムセールのY氏も真っ青。2週おいてJSAFの初戦である三河 湾周遊レースでは、あろうことか日間賀の東を抜けた臥竜にやられ、Y氏は連続して起こった悪 夢にダンシングとの相性の悪さを確信してしまいました。4月のランダムと6月の早朝は、あん なにレーティングでぶつぶつ言ってたべべに持っていかれ、5月のラグーナ合同レースはコミッ ティーで冷や汗かいてレースはお休み。後半戦最初のナイトではぶっちぎりかと思いきや、お約 束の西浦のカームにつかまりつつも小島を回航、何とかホーネットに追い付いたのに、後ろから 来たオデッセイが今期二度目の優勝をかっさらっていった。更にエリカでは前代未聞の大きな布 袋をペラが引っ掛けて一同唖然としてしまい、昨年4位で入賞を逃し悔し涙を流したパールも今 年は風と波に翻弄されて雪辱戦とはならなかった。 結局、ここまで優勝無し。とにかく今年は運にも完全に見放されてしまった。そして、蒲郡ヨッ トハーバーとしては最後になる理事長杯の過去優勝艇には未だ、ダンシングの名前は無い。どう してもダンシングの名前を刻んでおきたい!このレースも過去、何度悔しい思いをした事か・・ ・。昨年なんかは最悪でフジツボがびっしり付いた、ながぁ〜い竹ざおをスタートからハーバー に帰って来るまで引きずって走った。ダンシングにとってそのくらい相性の良くないレースなのだ。 当日は台風11号も去って晴天、残暑の厳しい日になった。予想は10ノット、海面に出ると、 やはり12、3ノットまで吹き上がる!本部艇を2,3周ジャイブで回ってスタートラインに来 るが、どうも上は混みそうだ。スタートはラインを流して下寄からフレッシュを掴んで出ること にした。どの船の影響も受けずにスタート!ぐいぐいとスピードをつけて、後方を徐々に離し出 すと、どうしても越えなければならないY33がやって来る。しかも上からやって来るので本当 に厄介だ。先へ行かせて時間のロスを最小限にする為、お尻をかすめてすっと上へ出た。毎回、 どうやり過ごすか?気にする時間がもったいない。帆走区域ブイ回航後もスピンアップから果敢 に攻めて離れない様に付いて行く。いつもこのレグは次のブイを探すのが大変だ!今回もマーク ボートが寄って来てくれて・・・。でも、まずは恒例の「パチリ」写真撮影も無事に終わって行 け、行け!ゴー、ゴー!Y33は人が少ないのか?ブイのかなり手前でジブアップ、更にスピン ダウンもかなり早い!我々はぎりぎりまでスピンを張り続けて間を詰めることに専念する。ブイ を回航すると片上り、結構吹き上がって15、6ノットになっただろうか?ヒールも少々きつい が、何とか走れる。Y33からは少々離れた気がするが、最後の大島ブイを回航するとフィニッ シュまで再びスピンランに。何とかもっと間を詰めておきたい!1時間のレースだと1分半。 最後の力を振り絞って懸命にトリム、船を前に進める事に集中する。ゴール!39秒差・・・。 やった!まず、いけるだろう!成績発表で2位のメ―ヴェと修正差19秒。「あぶねぇ!」とに もかくにも今期初優勝!おまけに蒲郡ヨットハーバー最後の理事長杯優勝艇にダンシングの名 前を刻む事ができました。これからも驕ることなく精進いたします。皆様大変お疲れ様でした。 |
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